修了生の声
中村 堯さん |
【プロフィール】 神戸大学国際人間科学部グローバル文化学科卒。2023年度、国際文化学研究科感性コミュニケーション論コース(林ゼミ)修了。現在は、大阪観光大学・コミュニカ学院で日本語教育に従事。文化庁近畿ブロック「日本語教師養成・研修推進拠点整備事業」補佐員。専門は社会言語学と日本語教育。 【メッセージ】 2022年の春、大学院に進学した私は、修士課程で30単位も修得しなければならないことを全く知らず、最初のガイダンスですでに嫌気が差していました。私の記憶が正しければ、そのガイダンスの最後の方で日本語教師養成サブコースの説明がありました。なんのことかピンと来なかったのですが、ひとまず日本語の教育を学ぶということで、単位修得も比較的容易だろうと思い、サブコースを履修することにしました。もともと学部時代から言語学に興味を持っており、その上、高校の英語科教員免許を取得するほど教えることが大好きだったため、履修にもそれほど迷いはありませんでした。 サブコースに関連する授業を履修してみると、学習者の誤用のパターンを学んだり、母語である日本語の指導法を知ることができたりするうちに、日本語教育のおもしろさに惹かれている自分がいました。修士課程終了後には、大学職員として国際交流や留学生支援に携わりたいと思っていたこともあり、日本語教育のスキルを就職活動の際のアピールポイントにすることもできました。ありがたいことに関西の国立大学から採用内定をもらうことができ、就職後にはサブコースで学んだ知識を活かして、大学職員として活躍していこうと思っていました。就職活動と同時期に、人文学研究科が主催する日本語教育のインターンシップがあることを知り、海外で長期間の滞在を経験してみたかった私はドイツのハンブルク大学で3ヶ月行われるインターンシップに申し込みました。実際に、2023年の11月上旬から2024年の1月下旬までハンブルク大学日本学科にて、日本語の授業に参加して現場の様子を肌身で学び、ドイツの学生にも3回ほど授業を行ないました。最初の1ヶ月はドイツの環境に慣れずに苦労した面もありましたが、日本語の授業を通してさまざまな学年の学生と距離を縮めることができ、非常に充実した時間を過ごせました。帰国する前日には、学生たちから突然のサプライズを仕掛けられ、思わず大号泣してしまうほど、なんの取り柄もない自分が日本語を学ぶ学生の役に立てていたことが嬉しかったです。日本へ帰国してからの数日間、私の心の中でモヤモヤしたものがありました。このまま本当に就職していいのか、やっぱり教えることが向いているのではないか、日本語を教えることで誰かの役に立ち続けたい、そうした思いが沸々と込み上げ、悩んだ結果、全てを捨てる覚悟で内定を辞退し、日本語の教員を目指して大学院博士課程に進学する決心をしました。ドイツで日本語教育に従事しながら、修士論文の執筆も並行して行なわなければならず、正直ハードなスケジュールでしたが、修了研究にも手応えを感じ、博士課程では専門の社会言語学と日本語教育をさらに追求していく予定です。 ふり返ってみると、「単位修得が楽そうだから」という理由で勉強を始めた日本語教育が私の人生を大きく変えることになりました。人生何があるか本当にわからないなと強く実感していますが、サブコースを履修して損をすることはないと思います。迷ったらぜひ履修してみてください。きっと世界が変わりますよ。 |
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廉 沢奇さん |
【プロフィール】 中国、大連海事大学外国語学部日本語学科卒。来日後、2023年度、国際文化学研究科外国語教育コンテンツ論コース(石川ゼミ)修了。現在、同コース博士課程に在籍。専門はコーパスに基づく日本語オノマトペの用法解明と日本語教育への応用。 【メッセージ】 日本語教師養成サブコースでは、日本語教育の理論から実践まで、幅広い専門知識を身につけることができます。ただ教室で学ぶだけではなく、実習では、教師役になって模擬授業を体験し、教師としての経験を積むこともできました。このSCを通じて、教師として必要な知識だけでなく、教育者としての心構えや姿勢についても深く考える機会を得ることができるでしょう。 私はサブコース修了し、その後無事に修士課程を終え、現在は博士課程に進学しています。二年間のサブコース生活は、私にとって非常に大切な経験でした。日本語教育に情熱を持つ仲間たちとの出会い、グループワークや実習で一緒に学び、楽しく、かつ充実した日々は、私の大きな財産です。 もしあなたが日本語教師を目指す有志であれば、このサブコースはあなたの夢を現実のものにするための素晴らしいステップになるでしょう。私たちの経験が、あなたの未来に光を当てる一助となれば幸いです。ぜひ、この機会を掴んで、自分自身の可能性を広げてください。 日本語教育の場で、皆さんといつかお会いできることを楽しみにしています。サブコースでの学びを心からお勧めします。ここに説明など入れて下さい。サンプルテキスト。 |
修了生アンケート
アンケート結果概況 | 2017年11月実施 2019年2月実施 2019年3月実施 2021年4月実施 2022年3月実施 |
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