神戸大学石川研究室

             



 『ベーシックコーパス言語学(第2版)』(ひつじ書房,2021)

修訂・補遺(2021/6/2記載)
・第2版読者の方のご指摘に基づき,以下修訂と補足です。修正については重版時に対応できればと思います。貴重なご指摘に深謝申し上げます。
・p.45 「Brown Corpusは~40年以上を経た現在でも」→「~50年以上を経た現在でも」
(※2版刊行年に基づき,「50年以上」と修正させていただきます)
・p.69 「各種のコード体系が乱立状態にあり」→「各種のコード体系が存在しており」
(※旧版当時に比べるとUTFの普及が進みました。ただ,デフォルトではShift-JISを標準とするソフトウェアも多く,また,UTFに関してもUTF8/16の混在なども見られますので,両面勘案し,上記のような記述に修正したいと思います)
・p.79 CSTによる処理済み文中の「_」について
(※視認性のためにタグを「_」で記載しておりますが,CSTでの実際の出力は「/」ですので補足します)
・p.79/ Go Tagger→GoTagger(スペースを取る)
(※ソフトウェ作者である後藤一章先生のご論文に基づき表記を微修正させていただきます。なお,GoTaggerは2版修訂作業時点においては公開が停止されていましたが,近日再公開の予定であると伺っております)

2版刊行の経緯
初版は2012年3月に刊行。約10年を経て,2021年3月に2版として刊行されました。

主な改訂ポイント(ページ数は旧版)
・pp.22-23 均衡的収集法の解説を拡張(想定/現実母集団が,統計学で言う目標/枠母集団に当たることを追記)
・p.33 CorporaのMLの該当ディスカッションへのURLリンクを追記
・p.38 Brown Corpusのレプリカコーパスとして最新のものを追記
・P.38 COHAにおけるshall頻度グラフを最新データに差し替え
・p.45/47 Brown/BNCのジャンル名やジャンル比率の数字などを石川他(2020)に揃える
・p.49 BNCの入手方法の変更を追記/BNC2014の構築プロジェクトの情報を追記
・p.50 Bank of Englishの語数などを最新版に修正
・pp.52-53 COCAのサイズ拡張,2020年のジャンル追加等を反映
・p.57 BCCWJの検索サイトとして少納言を紹介していたが,少納言のサービス停止に伴い中納言の紹介に代える。あわせて中納言からアクセスできる日本語コーパスの情報を追加
・p.58 青空文庫関係の情報をアップデート/Google Book Search→Googleブックス(名称変更を反映)
・p.66 青空文庫に関連して日本の著作権保護期間の変更を反映
・p.77 Free CLAWSの名称変更に対応。文末誤解析の場合の対応を追加。
・pp.78-79 Brill Taggerの移植版としてGoTaggerに加えてCST's POS Taggerの説明を追加。
・p.82 Web茶まめの情報を追加
・pp.98-99 Antconcのキャプチャ画面を最新版に差し替え
・p.99 Himawari→表記をひまわりに変更(※ウェブサイト確認)
・pp.100-101 KH Coder関係の説明を最新版にアップデート
・pp.103-104 Corpus BYU. EDU→English-Corpora.orgへの変更(※随所あり)。操作説明を現在のシステムに合わせて修正(用例をkick/ go/ moveから,make/createに)
・pp.105-106 少納言説明を中納言説明に変更
・p.120 比率検定の結果の報告について,効果量を表記すべきことを追加
・p.123 ランカスター大学の検定サイトの情報を追記(Yates,フィッシャー)
・p.130 美しい+名詞の統計値について中納言検索に基づく頻度に差し替え
・p.147 ジャンル変種の語彙に関する先行研究の事例をBiber(1988)に差し替え(MD法)
・p.148 時代変種の先行研究に関してBNC2014を使った新しい研究を増補
・p.166-171 学習辞書の情報を最新版にアップデート。Cobuild9に合わせて記述を修正(コロケーション解説ball→bank)
・p.180 BNC頻度を2021年時点での検索結果に基づく微修正
・pp.183-187 図書と類義語の差異検証の頻度データを中納言データにあわせて修正
・pp.198-199 構文に関してコロストラクション研究の紹介を追加
・pp.201-206 一語助動詞・準助動詞の研究実例の使用データをCOCA+COHAからCOCAのみに。最新の頻度に差し替え。
・p.216 各種日本語学習者コーパスの紹介を追加
・p.219 対照中間言語分析(CIA)への批判の再反論に関してGranger(2015)のCIA2の枠組みの紹介を追加
・pp.221-22 学習者コーパスICLEのv3刊行(2020)をふまえ,記述をアップデート
・pp.224-225 学習者コーパスICNALEの完成(2020)をふまえ,記述をアップデート
・p.227 NICT-JLE Corpusのウェブサイトダウンロード情報を追加
・pp.230-232 「日本語学習者言語コーパス」に代え,2020リリースの「多言語母語の日本語学習者横断コーパス」(I-JAS)の紹介を追加
・p.265以降 参考文献(増補版)を追加
※そのほか,各章の先行研究の紹介セクションについては,適宜,最近の研究に差し替え



 『ベーシック応用言語学:L2の習得・処理・学習・教授・評価』(ひつじ書房,2017)

目次と概要
本書の目次および概要をまとめた資料はこちら

修訂・補遺
お気づきの点があればメイルでお知らせくださいませ。

【訂正】(2018/06/04現在)
下記について初版に誤植がございました。深くお詫びして訂正いたします。また,お知らせいただいた皆様に御礼申し上げます。
p.27 3行目(節見出し)
×普通文法モデル → 〇普遍文法モデル 
p.67 10行目 & p. 70 1行目
× Granger(1988)/Granger(編)(1988) → 〇 Granger(1998)/Granger(編)(1998)
p.94 下から3行目
×具象語は語彙連結型,抽象語は概念媒体型で・・・→〇具象語は概念連結型,抽象語は語彙媒体型で・・・
p.200 1行目
× フォーカスオンフォームとしての… → 〇 フォーカスオンミーニングとしての…
p.201 11行目
× 1890年代から90年代にかけて → 〇 1980年代から90年代にかけて
p. 232「指導の実践」の2-3行目
×シナオリ → ○シナリオ

【補足1】7.5.1節 「オーラルアプローチ」(p.175-177)の名称について
Palmer自身が1921年に刊行した書籍のタイトルは"The Oral Method of Teaching Languages"であり,わが国でも,Palmerらが提唱した教授法を論じる際には「オーラルメソッド」という呼称が一般的に使用されてきました。しかし,本書では,外国語教授法の概説書として定評のあるRichards & Rodgers (2015)(4th ed.)の記述(p. 44~)をふまえ,同時代の英国で提唱された教授法を総称して「オーラルアプローチ(oral approach)」もしくは「シチュエーショナルランゲージティーチング(situational language teaching)」と呼称しています。この点,一般的な用語法と異なっております。p.176の第1段落でその点に言及いたしましたが,Palmer自身がメソッドと呼んでいたことなど,背景記述が不足したため,誤解を招きやすい記述となっておりました。お詫びして補足します。(2017/4/13)。

【補足2】6.3.1節「Oxfordの学習方略分類」(p. 138 表3)について
刊行後,p.138 表3内の「直接」方略と「間接」方略が逆ではないかというご指摘があり,本ページで「訂正」しておりましたが,別の方からご指摘をいただき,再度原典を確認した結果,本書の元の記述のままで問題がないという結論に至りました。よってこの点に関する訂正告知は削除しております。当方の確認が不足し,訂正内容に混乱が生じたことをお詫びして補足します。(2018/6/4)

■書評・紹介
成田真澄(2017) Bookshelf 「ベーシック応用言語学」 『英語教育』66(5)(2017年8月号) p. 90 (大修館書店)
亘理洋一(2017)「2017年度 英語教育資料 英語教育図書:今年のベスト3(応用言語学)」『英語教育』2017年10月増刊号 Link



 『概説コーパス言語学』(ひつじ書房,2014)

修訂・補遺

日本語版への序文
(原文)
このウェブサイトは,日本国内の研究者に対して,コーパス言語学の基礎理念と概念を紹介しようとしたものである[訳注:現在は対象を広げ,「国内言語学関連研究機関WWWページリスト」 および「国内人文系研究機関WWWページリスト」として運用されている]

(訂正)
~[訳注:このウェブサイトはResearch Issues in Applied Linguistics--Pages to be used to supplement reading of Corpus Linguistics published by Edinburgh University Press written by Tony McEnery and Andrew Wilson---である。このほか,後藤氏が運営する「国内言語学関連研究機関WWWページリスト」 および「国内人文系研究機関WWWページリスト」にもコーパス関係の情報が豊富に紹介されている]

※訳注の内容が不正確でした。上記のように訂正させていただきます。

 『ベーシックコーパス言語学』(ひつじ書房,2012)

修訂・補遺
●誤植修訂のおしらせ(最終更新日 2014/1/27)
増刷にあたり,以下の内容につき,修訂を行いました。

●誤植(最終更新日 2012/6/3)
初刷版に下記の誤植がございました。お詫びして訂正申し上げます。7月以降の出荷分には訂正表が入っています。
p.126 ジャッカード係数の分母 X+Y-XY → X+Y-F(※式のXYは「XとYの隣接出現形頻度」の意味で書かれていますが,当該セクションではFで表記しているものです)
p.177 名詞・動詞セクションの第2段落1行目 BCCWJのYahoo!知恵袋データを用いて →BCCWJのYahoo!知恵袋データを用いて
p.178 その他セクションの1行目 BCCWJの国会会議録データを用いて → BCCWJの国会会議録データを用いて
p.185 最終段落2行目 誤: agent → 正: argument

■書評・紹介
田中牧郎(2012) 新刊・寸感「ベーシックコーパス言語学」 『日本語学』31(11)(2012年9月号) pp. 74-95 (明治書院)
加野まきみ(2012)Book Review 「ベーシックコーパス言語学」『英語教育』61(5)(2012年8月号)p.94(大修館書店)


 『言語研究のための統計入門』(くろしお出版,2010)

■関連サイト
●KH Coderのサポートページ
日本語テキストマイニングソフト「KH Coder」作者の樋口耕一先生が,本書で紹介した日本語処理の例題に関して,KH Coderの活用法をまとめてくださいました。

■書評・紹介
投野由紀夫(2011) 書評 「言語研究のための統計入門」(石川慎一郎/前田忠彦/山崎誠 著) 『英語教育』2011年5月号:p.95. (大修館書店)
石川慎一郎(2011)新刊クローズアップ『言語研究のための統計入門』 『日本語学』 2011年3月号 (明治書院)


 『英語コーパスと言語教育:データとしてのテクスト』(大修館書店,2008)

■修訂・補遺
初刷(p.106)において,共起を示す統計量をすべて「共起の強度」を示すものとして解説しておりましたが,共起の強度を示すものと,共起の有意性(共起がchance rateで起こっているわけではないと統計的に主張できる)を示すものは性質が異なり,2010年の増刷時に,この点の説明を追加しました。この問題は,名古屋大学の大名力先生にご指摘いただいたものでご教示に深く感謝申し上げます。

その他の増刷時の修訂(主なもの)
p.15 図の下1~2行目 
チルダ関係の記述→削除

p.74・・・■語数を計量する の3行目 下記に変更
→たとえば,ある物体の長さを測って「1」という値が得られたとしても,それがセンチ・メートルであるかフィートであるかによってその意味はまったく異なる。

p.113 表5の下2行目
→ 絶対的に大きな値を返すので,値の大きさのみで共起度が強いと判断するのは適当でない。

p.126 上から3行目 
→ (こうした立場は)一般的なコーパス研究の方向性とはかなり異なる(もので,生成文法の強い影響下にあって,)

p.134 表5の下4行目 
→~という条件がそろった場合には,(両者の頻度が逆転)したのである。(同じ90年代の米語であっても前置詞型・・・確認できない。)
有意差が出ていないので(X2=2.4,p=0.12)判断は慎重であるべきだが,(3種類の生起要因が特定の・・・場合に)制限用法率が低下する可能性が示されたことは興味深い。

p.139 応用研究のヒント:4つ目(LDOCEの例があるもの)
→BYU Corpus of American English やTIME Corpus of American Englishでは時系列に沿った検索が可能である。10年ごと,あるいは20年ごとのように範囲を区切って調査し,which/thatの頻度がどのように変化してきたかを調べてみよう。

■書評・紹介
井上永幸氏(徳島大) 「英語コーパス学会」ニュースレターNo. 62 (2008年9月号) p.3
梅咲敦子氏(立命館大) 『英語教育』(大修館書店), 57(7) (2008年10月号), p. 91
田中牧郎氏(国立国語研究所) 『日本語学』(明治書院), 27(10) (2008年9月号), p. 99

研究ミッション

石川研究室は,記述言語学・応用言語学の理論的背景に基づき,L1やL2の慣習的言語運用パタンおよびその習得・学習プロセスを科学的手法によって解明することを目指しています。

大学院生募集

石川研究室では,2016年度現在,博士後期課程2名,前期課程4名,合計6名が所属しています。コーパスに基づく科学的手法により,日本語・英語・中国語などの言語研究・習得研究を志している皆さんの受験をお待ちしています。